2018年度 1月例会

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1月例会は京都経営研究会の仲間である有明産業株式会社の小田原社長に講演して頂きました。

既存の事業が衰退していくなか、業績悪化に陥るも見事にV字回復を果たされた経緯と当時の心境をお話し頂きました。
創業当初の木箱の製造事業は時代の流れから衰退していったが、当時の社長の先見の明もあり、そこから新たな事業を手掛けられ、大手企業からも受注を頂き業績も順調に伸ばされていました。
安定期に入ると多角化経営に着目し、今までの事業から廃棄されるものも有効活用しようと試みられたが、思うような結果が出ずに負債を抱えられる。
外部環境の変化があり、大手企業からの請負事業も縮小を始め、そこから衰退期へと突入してしまったそうです。

そんな折に小田原社長は当時の社長である父の反対を押し切り、有明産業へ入社されます。
社員さんの職場を確保するために奮闘されますが、それも虚しく売り上げの減少は止まらず、毎年売り上げが半減していきました。

その当時の経験から、小田原社長は社員さんが安心して働ける強い会社を創ることを決意されます。毎日が不安な中、今のV字回復の要因は原点回帰からの挑戦でした。
そこから小田原社長は日本創造教育研究所の研修を始めとして、様々な研修を受講されました。捨てると思っていた事業が、今やV字回復の事業となったのも、研修で学んだことの実践だと小田原社長は語られます。

ピンチをチャンスに変えてきた小田原社長ですが、そのピンチを笑顔で語られていましたが、皆さんはかなり驚いていました。まさか新聞に載るほどの事故もチャンスに変えられるなんて・・・・
課題・問題に向き合い絶えずチャレンジしていく精神が大事だと小田原社長は仰られました。本当にたくさんのことを教えて頂きました。小田原社長ありがとうございました。

皆さん。本年もまた共に学んで行きましょう。一年間宜しくお願いします。

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